『海猫沢めろん随筆傑作選 生活』海猫沢 めろん - 著者が同い年な事もあってか、出て来る固有名詞や生活のあれこれがしっくり来る事が多く、大変面白く読めた。表紙買いだったけど満足。

『さよならに取られた傷だらけ: 不純文学』斜線堂 有紀
  - 一話一頁と短いけども、250本もある為、余韻に浸ったり中断したりで読み終わるのに時間がかかった。同一テーマでこれだけ面白い掌編書き続けられるのは凄い。

『鹽津城』飛 浩隆
- 久しぶりの短篇集。説明しづらいけど面白い。読めば分かるし分からない人は合わなかったと思って諦めて欲しい。

『初夏ものがたり』山尾 悠子
- 山尾悠子の初期連作短篇集。一言で言うと「ツナグ」みたいな使者との再会話。狂言回し的な主人公のタキ氏が良い味出してる。

『スメラミシング』小川 哲 - 人類の行く末と未来の宗教観を問うSF短篇集。ラストの「ちょっとした奇跡」は藤子F不二雄のSF短篇っぽくて良い。

 『愛らしい未来』高原 英理 - なんかもう幻覚でも見てるような読書体験だった。言葉の力が凄い。面白くて一気に読んだけど、きっと体調悪い時には読めない。

『イクサガミ 人 (講談社文庫)』今村 翔吾 - 500ページあっても直ぐ。もう味方陣営は欠けて欲しくないけど、響陣は生き残る気しない。

『キン肉マン 四次元殺法殺人事件 (JUMP j BOOKS)』ゆでたまご,おぎぬまX
 - ハウダニットが超人的過ぎるので、深く考えずに読むべし。

『窒息の街』マリオン・メッシーナ - タイトル通りの息苦しさ。分かんないけどフランスの若者はこのくらい閉塞感を感じて生きてるのかな。面白いが重い。

『飽くなき地景』荻堂 顕 - 明日までかけて読むつもりだったのに、3部からエピローグまで止まらず読んでこんな時間に。そのくらい面白かったということ。

 『飽くなき地景』荻堂 顕 - まだ50ページ程度しか読んでないので、ようやく話が転がり始めた程度だけど面白い。文体が好きなのかな。

 『彼女が探偵でなければ』逸木 裕 - キレキレの主人公と流石の父親が見れる家族旅行篇が良かった。マスターキートン思い出した。

 『とるに足りない細部』アダニーヤ・シブリー - やっぱイスラエル軍は許せんな、というような単純な話でもない。結末含めて小説として面白かった。

  『一億年のテレスコープ』春暮康一 - 初長篇でこんな大傑作を書き上げるとは。これぞSF。言葉に出来ないからSF好きならとにかく読んで欲しい。

  『このあたりの人たち』川上 弘美 - シュールな街の人々を描いた掌編集。時々読み返したいから、文庫を鞄に忍ばせておきたくなる。

  『一億年のテレスコープ』春暮康一 - 九部中の二部まで読み終わり。すでに今年No.1 SFにして著者最高傑作の予感。最後まで読んでもいないのいう事じゃないけど、それくらい心を掴まれている。

 『トウキョウ下町SFアンソロジー この中に僕たちは生きている』 - 下町テーマのSFアンソロジー。大竹竜平は初読だと思うけど、とても良かった。斧田小夜はこれまで読んだ過去作ともまた違う作風で、これが中々良い。筒井康隆や宮内悠介を思い起こす。つまり好き。

星が人を愛すことなかれ』斜線堂 有紀
 - 「愛じゃないならこれは何」の内の一篇の続編的な内容。地下アイドルばねるりこと赤羽瑠璃の狂気の結末は意外なほど浄化されていた。あくまで前作に比べてだけど。 

『月面文字翻刻一例』川野芽生 - 凄く麻雀打ちたくなる題名です。

『ここはすべての夜明けまえ』間宮 改衣 - SFマガジン掲載時と単行本で2度読んだけど、ジャンプ+に載ってSNSで絶賛される短篇漫画みたいな感じだった。ちょっと変化球なので2作目以降どう来るかは気になる。

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