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ルイアームストロングの『この素晴らしき世界』で最後にルイが”Ooh, yeah”って歌わなかった世界線があったとしたら、この曲の愛され方はとんでもなく違ってたはずだ。

歌詞カードや歌詞のサイトでこの部分が書かれていないことがまあまああって、きっとそれは歌詞の本編ではないと解釈されているからなのだろう。
だがベトナム戦争を嘆き平和な日々への想いを歌ったこの曲の最後に出てくる”Ooh, yeah”は、歌詞のような世界ってなんて素晴らしいんだろう、の想いが詰まっている”Ooh, yeah”なのだ。思わず漏れる嘆息のようなものにさえ感じられ、一気に僕の胸に迫る。
一度でいいから、この歌詞を噛み締めるように聞いてほしい。最後に漏れる”Ooh, yeah”には文学や詩を感じるはずだ。

僕はこの曲を聴く時、曲中全てがそこに至るためのイントロのようにさえ感じている。

Louis Armstrong - What A Wonderful World
youtube.com/watch?v=VqhCQZaH4V

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