ものすごく前に一緒に働いてた女の子が「開始15分でなんかむかついて見る気なくした」「けど超面白かった」と言っていた謎の映画ことストロベリーショートケイクスが“3日以内に配信終了”となっていたので、怖いもの見たさで見た。

デリヘル（ホテトル？）店とそこで働く人が出てくるのだけど、なんて言ったらいいのかいろいろはちゃめちゃで、これは……と予想以上の事態におののきつつタイムゲージを見たらちょうど15:00、あの子が言ってたことは正しかった。たぶん、彼女の頭の中に響いたツッコミの数々が面白かったんだろうな。

そうなるとこの先も一応見てみようかという気になり最後までぼやっと見た。スマホもない2006年の映画。はちゃめちゃとはいえ、自分が風俗で働いてなければ何とも思わないのかもしれない。想像だけで作れば今でもこんな程度になるのかも。（中村優子さんの演じるデリ嬢アキヨさんは魅力的だ）

性風俗周りについて適当な想像で作ったらしきフィクション、その一環で風俗嬢が意味不明な殺され方するとかになるとさすがに許せないので、誰も死なないでくださいよ、と思いながら見た。過去の自分とあの子に「今さらだけどアレ見たよ〜！笑えたねｗ」って言いたかったから。

でも
源氏名は使った方がいい（危ないから）待機所のドアに店名を貼り出さない方がいい（危ないから）お金もらう前に服を脱がない方がいい（危ない）拘束はさせない方がいい（危な）包帯眼帯で脚を引きずってるキャストは働かせない方がいい（危）
このくらいはみっちり取材とかしなくても分かるよね…

上に書いた点は普通すぎてつまんないけど、おもしろいツッコミどころもあった（待機所に謎のウィッグがあるなど）。そんな中「決して帽子を脱がない客」（すごーくたまにいる）と「キミは何になりたいの？と訊いてくる客のゆるく湿った口調」（あるある）だけやたらと解像度が高い。なぜそこだけ！