枝野さんも立憲立ち上げた時に何度も言っていたのは、「自分は昔の自民の昔の宏池会くらいの立ち位置なんだ」ということだったからなぁ。

それだけ、日本の政治全体が右側にずいぶんシフトしてるんだよな。

それにしても、彼らの共産党アレルギーの酷さには驚くよな。連合も含めて。いろいろ今まで長らく隠されてきた事がむき出しになってきたのは、悪いことばかりではないとは思うけど。

それでも枝野さんは、本当に嫌そうではあったけど、共産党とも力を合わせてやっていってたのは確かだし(彼はずっと野党共闘という言葉に抵抗を示し続けている。その際の彼の入り組んだ理屈には私はそれなりに納得していた)、基本的に前言を簡単に翻したりしない彼の姿勢を私は信用していた。そういう人を喜ばせないところが批判の対象になっていたけど、彼はポピュリズムとは縁のない、割と頑なに筋は通す人だと私は思っている。

平たく言えば、割と約束は守るから信用できるんだよ。嫌々でも何でも、最低限の筋は通す。別に仲良くなる必要なんてないし。共産党さんも彼のそういうところを信用してたと思う。


「幽霊の状態見たりと枯れ尾花」。これが「共産党アレルギー」の正体だと、僕は思っています。日本では「選択的夫婦別姓」や「保育所」すら共産主義と呼ぶ人がいますし、ネトウヨは相変わらず「日本共産党」と「中核派」の区別もつきません。警察も未だに「共産党は暴力革命を企てている」とマークしています。
しかし、実際問題「共産主義の脅威」が何処にあるのか?
日本共産党だって、別に「ポル・ポトが目指した国家像」を掲げている訳ではありませんし。
勝共連合や創価学会の「反共運動」の影響で、年配の方の「共産党アレルギー」は物凄いです。理由を聞いても「とにかく怖いと教わった」としか返ってきません。「恐怖だけが植え付けられている」印象です。
「ナチスは左翼」とかいうトンデモ話がネトウヨの間に蔓延っていますが、ナチスが共産党と社会民主主義者を「迫害」した事は知らないみたいです。
僕だって、ポル・ポトや「ヤ◯ギシ会」みたいな国をつくると言われたら嫌ですけど、日本共産党がそれをやるとは到底思えません。ソ連と中国を非難する日本共産党に対して、日本国民がここまで怯える理由が正直分かりません。

あと、僕は泉健太氏を全く信用していません(昔からです)。枝野氏の方がよっぽど良かったと思っています。

まぁ日本共産党だって単独で政権取ればいろいろ問題出てくると思うけど、今の日本で共産党が単独で政権取るなんて逆立ちしたって起きっこないですから、そんな心配はしなくてよし。😆 

私は社会というのは何事もカウンターバランスが大事だと思うので、今の日本はどう考えても不健全だとしか言いようがないと。

まず、シビアな対立とか反目とか葛藤とかに日本人はもっと慣れないことには民主主義もへったくれもないですよね。

民主主義って違うものがぶつかり合うプロセスだと思うので、今の日本みたいに和を以って尊しとなしてないとみんなが不安になるような社会では、必ず行き着く先は全体主義です。

互いに無愛想で、あなたと私は違うのが当たり前で、“仲良く“することを求められず、言いたいこと言い合うのが普通の社会にしないと、この国の未来はないと私は思います。

この国には他者に対する基本的信頼が足りなさすぎ。だからことさらに他者に笑顔と賛同を求めないと不安になる…みたいな事が起きている気がします。

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何処の政党であれ、議席が増えれば「おかしな議員」は出で来ると思います。自民であれ共産であれ、特定の政党が「圧倒的多数」を取るのは健全でないと思います。
僕が「ヤ◯ギシ会」を例に出したのは、「人間は理想郷では生きられない」「人間も世界も多少汚れていないと、本当の意味でダメなる」と思っているからです。
何党が政権を担っても「野党」の存在は必要ですし、国民やマスコミは「監視と批判」をする必要があります。今の日本は、ここが「機能していない」事が問題ですし、人間がどんどん「潔癖」になっているのは危うい事です。

「清濁合わせ飲む」。これが出来ないと、結局「争い」になるんですよね。

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