戦争という経験を経てもなお水木先生は笑顔で漫画を描き続けましたし、それを伝える活動を作品を通してされた方ですが、作品にはどこか可笑しみがいつもあって、笑い飛ばしてやれ!という気概が感じられるんですよね。後味の悪いと言われるおどろおどろの話をとっても、スパッと終わるというか、多くを語らずに終わる潔さみたいなのがあるんです。それが昔の漫画の表現的なものと言われればそうなのかもしれませんが、映画の水木とは戦争に対する感情がおそらく違っていて、先生(戦争経験者)だからこそ笑い飛ばせてたところが、スタッフにはそうはできなかったんだろうなって気持ちが分かる感じでした。