以前に、学会の編集担当委員だった某研究者が、東浩紀の読者だということがあって、へえそうなのかと思い、「ではデリダも読んでるんですか?」と問い訊ねたところ、「いえ」と別段、にべも無い様子だった、ということがあった。私はここに、たとえ人文系の研究者であっても、デリダの哲学的言説には何ら興味はないがアズマンのファンである、という存在を眼の前にしていたことを、なぜか想起するのである。

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その彼は、「二次元」ゲームやネットコンテンツには興味があるけれども哲学思想のほうはノーサンキュー、というタイプだったので、例の「動ポモ」フォロワーのひとりだったわけですね。こっちはと言えば、『批評空間』誌上ぐらいでしか読んだことがなかったので、当時はかえってそのようなファンの態度が「新鮮」にみえていました。

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