厳密に言えば、なんとなくの時系列があって
語感→発想→システム→フォーマット→脚本
みたいな感じでネタの主要部分が変容してる。
で、それによってどんどん大衆化してるようなイメージ。
最初期の語感の面白さ(「屋上」「憎しみの雨」「ラジカセに言葉を吹き込む仕事」とか)から、
そこに大喜利の回答を球種としてバリエーションを増やしていって(「ラジオ挫折」「トツギーノ」「イニシャル教師」)
それを羅列してゆくためのルール設定自体に革新性を持ち込みながら量産し(「贈るほどでもない言葉」「地理バカ先生」「いろは問題」)
その、土台から構築するタイプだと認識され浸透してきた辺りから根本的な骨組みそのものに妙味を入れだす事が目的化しだし(「架空OL日記」「トップアイドルと交際する事への考察」「女子と女子」)
さらに、それも把握されだした辺りで物語の構成的な要素を吸収していって、設定のシュールさを前提共有しながらブランディング(「来世不動産」「素敵な選TAXI」「バカリズムライブのプロローグ」)
というような大まかな変遷があると感じます。もちろん、これら全ての要素は始めから持ち合わせていたと思いますが、主力商品がその時々で実は変わっているのだと思う。