壮絶な最後だった…
目次見た時最終章のタイトルで結末はなんとなく察しはつきつつも面白かった…でもしょんぼりしている…
これ児童書の棚に置いて大丈夫?といやでも子供を侮ってはいけない…で行ったり来たりしていた。でもやっぱ終盤の狂乱は恐ろしすぎる。
当初2巻で完結したはずだったと後書には書いてあったけど、1巻で言われてた「王獣は政治的な生き物。それと関わるあなたも政治も無縁ではいられない」がバチバチに出ている完結編だった。
あと意外にファンタジー要素は少なめというか、獣との付き合いは基本現実に即していて、それこそ魔法のような不思議な力の介在しない、地道な研鑽と観察の積み重ねによるものだった。ラストのあれも言わば(決して安らかではないけれど)安楽死みたいなものだよなあ