12/24 AM1:28現在の署名数は23,347筆です。
在琉球・沖縄県米軍属による、未成年者の誘拐・性的暴行事件から今日で1年です。
事件が発覚したのは2024/6/25、その半年の間に「判明しているだけ」で更に他2件の性暴力事件が起きていました。
沖縄県警は沖縄県政に事件を伝えず、外務省のみに報告をあげていました。
選挙や「慰霊の日」の前の発覚を避けたのではないか、とも思える事態でした。
ちょっと今、言葉がうまく出てきません。
人権侵害、性加害に関して、署名の「数」を持ち出すことがふさわしいとも思っていません。
それでもどうしても言いたい。こんなこと言いたくないけど、吐き出したくてならない。
滋賀医科大学生による高裁無罪判決への署名数は、100,000筆を越えています。
なぜ、こんなにも違うのですか?
大阪高裁判決が「逆転無罪」だからですか?
琉球・沖縄県での未成年者への性暴力は那覇地裁判決が「懲役5年」だからですか?被告は即日控訴をしているのに?
なんでですか?
日本/ヤマトでの報道が少ないからですか?「認知度」の問題ですか?琉球・沖縄県では「よくあること」だからですか?「大変だね」で聞き流せるからですか?
12/23の沖縄タイムスは通常テレビ欄に該当する紙面に沖縄戦(1945年)からの米軍属による性暴力事件の年表を掲載したそうです。
それだけでも2,000件を越える可能性があります。日本兵も含めたら、誰にも話せなかったものたちの被害を含めたらどうなるでしょうか。
生後9ヶ月の乳児への、58歳のものへの、年齢も性別も問わず、とてつもない性加害を、その危険性を、米軍基地とともに琉球・沖縄県に負わせ続けているのは誰ですか?日本/ヤマトとアメリカでしょう?
「足りない」ですか。
ほぼ同時期に動いた署名の80,000筆ほどの「差」を埋めることに、これらの被害では「足りない」のですか?
そんなことがあるわけないでしょう。
数の問題ではない。性加害も、暴力も、人権侵害も数の問題ではない。どの「事件」にも被害者が存在する、物理的に危害を加えられ、意思や尊厳や健康を損なわされたものがいる。ひと/ものは「数」ではない。それは署名でも同様だとは思います。
それでもどうしようもない気持ちになります。
日本/ヤマトのマジョリティの多くが、琉球・沖縄県への加害者である立場性に向き合わないからではないのか?と。
負担だけを押し付け侵略の責任も取らず、擬似的な平和の恩恵だけを得ていることを「よし」としているからではないのか?と。
書きながら、所詮は私もいち加害者ポジショナリティに過ぎないのに、何をわかったようなことを抜け抜けと書き殴るのか、何様のつもりか、厚かましいと思っています。
常に気まずい。常にいたたまれない。常に罪悪感がある。常に自分が信用できない。常に私が琉球・沖縄県を消費して利用して「何かしているつもり」になりたいだけなのではないかと疑う。
言えば言うだけ「おまゆう」ですよ。でも加害ポジショナリティにいるんですよ、私は死ぬまで。私は琉球・沖縄県ルーツではないし、なることもないから。
自己嫌悪と罪悪感と気まずさくらいはせめて真っ向から受けとめて、自分を疑い続けて、それでヤマトのマジョリティとして、ヤマトのマジョリティに言いたいです。
無視しないで。知らんぷりしないで。日本兵/ヤマトでの報道が少なく、知る機会が限られるのなら、私ができる範囲で沖縄島2紙の記事のシェアをします。
少なくとも戦後約80年のこの間で、更には「“本土”復帰」後に、明確に是正された不均衡は多くないです。「何も変わっていない」と沖縄島2紙に語るものは多い。
この80,000筆ほどの署名数の違いに、いまは打ちのめされています。
可能なようでしたら、呼びかけ文だけでも読めたら読んでください。可能なら、署名をおねがいします。