【深掘り】石垣の住民投票回避、市職員「行政に不作為」 2年で逆転した条例解釈を検証 沖縄 - 琉球新報デジタル https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-3775001.html
“職員によると、市は当初、「所定の手続き」を実施を前提としたものと捉えていた。2016年時点で、市側は署名簿の審査や選挙管理委員会の設置など、実施を前提とした「手続き」に関するものだったと八重山の地元紙の取材にも明らかにしていた。
だが、市民から住民投票に関する請求を受けた後の18年12月、請求の代表となった一部市議に送付した文書では、請求を「不受理」とした理由について、「住民投票実施請求に至るまでの手続きを規定した規則が制定されていない」と説明した。「所定の手続き」の解釈が、実施を前提としないものにすり替わっていた。
2年の間になぜ解釈が変わったのか。今年4月、経緯が分かる文書を内原英聡市議が市に開示請求したが、市は「文書不存在」を理由に回答しなかった。”