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「南京占領」泡盛で祝杯、沸く那覇の街 「じわじわと雰囲気が似ている…」12歳だった少女の願いは<戦世ぬ沖縄・戦後80年>4 - 琉球新報デジタル ryukyushimpo.jp/news/national/

“1937年12月14日早朝、那覇市役所のサイレンが鳴り響いた。前日の日本軍による中国・南京占領を知らせるもので、この日、県内は高揚感に包まれた。那覇市や首里市の全校児童は旗行列で喜びに沸き、校庭での祝賀行事で大人たちが泡盛で祝杯をあげ、大提灯(ちょうちん)行列で市内を練り歩いた。

 首里金城町出身の新元貞子さん(99)=那覇市=もその中にいた。当時12歳。首里城の後ろにあった沖縄神社の本殿を出発し、日の丸の旗を持って首里観音堂まで練り歩いた。「日本が一番偉い、勝つんだと自負していた、先生方にそう言われて。教育は怖い」。当時をそう振り返る。”

“首里城は新元さんが生まれた年に同化政策の一環で「沖縄神社拝殿」とされ、戦意高揚の場所に変えられていた。

 国家総力戦体制は、日中戦争の始まりにつくられた。盧溝橋事件すぐ後の8月24日、日本政府は国民精神総動員実施要綱を閣議決定した。沖縄でも日本精神の高揚や銃後支援のため生活指導が行われ、県主導で方言撲滅運動も展開されていった。”

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