いつまで米兵の獲物にされ続け、この国に見捨てられ続けるのか【傍聴記・上間陽子琉球大学教授】 | 沖縄タイムス+プラス https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1396185
“この国はなぜその事実を私たちに話し、この子のケアチームを立ち上げ、子どもを守れなかったという謝罪をしないのか。黙り通し、隠し通し、口先だけの沖縄の負担軽減を述べて濁す。それが暴力への結託ではなくて何なのか。私たち沖縄に住む子どもや女性はいつまで米兵の獲物にされ続け、この国に見捨てられ続けるのか。”
この記事ね、「性別違和のある知人に」と書いているんだよね。ちゃんと書いたんだな、と思った。
子どもや女性への性暴力がゆるせないのはもちろんそう。でも、これを読んでくれているものたちには言うまでもないことだと思うけど、性暴力の被害に遭わされるのは子どもと女性だけじゃないでしょ。
トランスもノンバイナリーもクエスチョニングもフルイドも男性ももっと様々いるでしょ。
ただでさえ「暗数」の多い性被害で、誰にも言えないものたちがもっとたくさんいるはずだし、当たり前だけど人権侵害と暴力は「数」や「程度」や「妊孕性」の問題じゃない。
水をさしたり文句を言いたいのではなくて、これだけ「子どもと女性」を全面に出す中で(そうせざるをえない、そうするだけの背景があるにせよ)、「子どもと女性」はもちろんのこと、そうでないものにだって性暴力はだめだよ。「子どもと女性」でないものの被害もなかったことにしないよ。とはしつこく言い続けていきたいと個人的に思っている。
https://ryukyushimpo.jp/news/national/「故意」有無で司法判断 那覇地裁 相次ぐ性暴.html
先ほども引用した琉球新報の記事より抜粋
“「同意していない可能性があることを被告人が認識していたとは認められず、故意を欠くと判断した」。11月22日、那覇地裁の204号法廷。
佐藤哲郎裁判長は、強制性交致傷などの罪に問われた男性に対して「無罪」を言い渡し、その理由についてこう述べた。
佐藤裁判長は、男性側の「同意しているものと思った」とする「誤信」の主張を受け入れて男性を無罪とし、那覇地検は11日までに控訴せず、判決は確定した。佐藤裁判長は6月14日にも強制性交致傷の罪に問われた被告の男性(控訴中)に対して無罪を言い渡している。男性は22年12月、性別違和のある知人に性的暴行を加えてけがを負わせたとして起訴されたが、「同意しているものと思った」と主張。那覇地裁は「故意を欠く」として11月判決と同様の結論を導き出している。”
子どもや女性だけではない、ということは個人的に付記します。