バブル経済なる何だか華々しい極彩色の気配は認識しつつも、自分たちはその「恩恵」みたいなものは得られずに、衰退していくんだな……みたいな感覚はずっとあった。
少子高齢化も地球温暖化も小学生の頃から見聞きしていた。オゾン層破壊だけは「ほんの少しだけは何とかなった」体験と言ってもよいのかもしれない。
うすら滅びを感じつつ、中学の入学式前に地下鉄サリン事件が起き(同時刻自分は東京駅にいた)、エヴァンゲリオンが大流行し、修学旅行の京都で同い年の酒鬼薔薇の逮捕を知った。
罪をおかしたものへの「プロファイリング」が話題になり、心理捜査官や「サイコパス」をモチーフとするフィクション作品がいきなり増えた。
歳の離れた姉たちと見ていた『東京ラブストーリー』『101回目のプロポーズ』などの「トレンディドラマ」の世界と、自分が体験するものは違うんだろうなぁと思っていた。だって『家なき子』放送時に同世代だもん。
ぐだぐだ自分語りしちゃったけど、衰退や滅びゆく感覚と併走してきた自分と、もう土台が壊されている状態からスタートさせられた歳下の世代の感覚も、気が向いたら聞かせてほしいな、と思う。
映画『スワロウテイル』は14歳の時か。
薄ら滅びと停滞と歩いてきたけれど、30代や20代の映画を見るタイプのものはどんなかんじだったのだろう。
映画に限らず音楽とか、漫画とかも。
40代の体験したジャンプ漫画は強かったと想う。小中高でこういう感じ。
『ドラゴンボール』→1984年~1995年
『幽遊白書』→1990年~1994年
『レベルE』→1995年~1997年
『スラムダンク』→1990年~1996年
『るろうに剣心』→1994年~1999年
『遊戯王』→1996年~2004年
『ワンピース』→1997年~
『NARUTO』→1999年~2014年
『BLEACH』や『デスノート』、『銀魂』は2000年代以降ですね。
他出版社だと
『うしおととら』→1990年~1996年
スラムダンクど同時期だったんだなぁ。
『美少女戦士セーラームーン』→1992年~1997年