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マイナ保険証にガッカリ「意味ないじゃん」 役立つはずの「データ」さえ…薬局では患者も薬剤師も「?」の始末:東京新聞 TOKYO Web tokyo-np.co.jp/article/356969

“ただ、厚労省の言うところの「正確な情報」は、1カ月以上前のデータというケースがほとんどだ。
レセプト(診療報酬明細書)という医療費のデータを基にしているためだ。レセプトに基づく情報は、診療を受けた翌月の11日以降に更新される。そのため情報が反映されるまでに、どうしてもタイムラグが生じてしまう。”

これ昨日まさに調剤薬局でやり取りを聞いた。
「マイナ保険証にすれば全部わかるんですよね?」「いえ……わかるのは1ヶ月前までなんです……」「?」みたいな、双方にメリットのないことを何故か推奨されているという現象。

調剤薬局側もこれまでの「お薬手帳お持ちですか?」に加え、「マイナンバーとお薬手帳お持ちですか?」と確認事項が増えていて大変そう。

調剤薬局でバイトしていた時、よくあったのは小児科と皮膚科での薬の重複だとか、内科の処方もする整形外科と内科での重複だった(門前※にもよる)。
大体が直近1週間以内の話であり、直近1ヶ月の処方がわからないデータに有用な意味はないだろう。

そもそもアプリのお薬手帳は調剤薬局で借りてじっくり確認することは難しい。まして緊急時に医療関係者が確認することは言うまでもない。停電や停波でも支障が生じる。
物理お薬手帳が結局1番では?という気持ちは個人的にある。

※門前:調剤薬局最寄りの病院のことをそのように呼称する慣習があるらしい。
最寄り病院の処方箋が持ち込まれることが多いため、それに合わせて仕入れる薬剤等が変わる。
たまに遠方の病院の処方箋が飛び込みでくると、薬局に置いてないこともある。この辺は調剤薬局の規模にもよると思う。

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