『STAND UP』最終回バレ感想続き
ハッキリとオチンポソーシャルの体現者にもならず、「中途半端」でなぁなぁにやってこられた朝日への、一馬の「お前もこっち側だろ」「こっちに来いよ」という引きずり込みたい執念はかなりグロテスクなものであった。
オチンポ仲良しグループを怒声で拒絶し、一馬からしたら「スバルを選んだ」朝日はおそらく「裏切り者」だ。
目に浮かぶようではないか?「お前だって一緒になって笑ってたくせに」「何今更“正義”ぶってんの?」となじり続ける様子が。今度は一馬によって、朝日の様々な言動がネットにばらまかれるかもしれない。なんなら「やるだろうな」という架空のキャラクターなのに確信めいた感情すら湧く。
辛いシーンも数多い作品ではあるが、スバルの元教え子が「無理」だと泣くシーンと、ひばりが「奥さんだったらよかったのに」と言われた後の涙ぐんだあの悲痛な表情がとにかく心に焼き付いている。日々のふとした瞬間に度々思い出している。