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こういうことポロッと言っちゃうから新左翼崩れみたいなのは信用できないんだよ。差別に慎みもクソもないだろう。

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大江健三郎の洪水はわが魂に及びを読み始めたのだけど、「ウーウー」だったり「イェッ、イェッ、イェイ、イェイ」だったりとどうして大江の小説に出てくる泣き声はこんな特徴的なものばっかなんだろう。

「歴史とは何か」を読んで考えていたことと、千田有紀の発言に思うところをブログに書いた。

sekizui-sekiko.hatenablog.com/

イランの人権活動家が獄中でハンガーストライキをしている写真を見て、今日ものうのうと三食飯を食べてた自分が本当に情けなく恥ずかしくなり一切の食料を口に入れたくない気持ちになったが、自分ひとりが急に断食を始めたところで社会に与える影響はないし、その事実がただただ悔しい……。

最近精神が不調でしんどい日々が続いてる。

ユベルマンの場所、それでもなおを買った。なんも責任を取らせないまま渡部直己に新著を出させた月曜社の新刊を買うのは屈辱的だ。この感覚は慣れたくないね……

ストークリー・カーマイケルの「人は他人にパワー(力、権力)を与えることはできない、できるのは、ただ、他人から奪っていたパワーを返すことだけだ」という言葉を常に念頭に置いて考えていきたい……。

エンパワメントは言葉の定義上、ある個人や集団に対し力を与えるものだから、そこにどうしても与える側/与えられる側という優劣関係が生じてしまうし、エンパワメントされる側が何故力を失っているかまでを問うことができない。だから、ネオリベや保守も利用できてしまう概念でもある。「やってます」アピールに便利だし、自分たちにとって都合のいい主張をしてくれるマイノリティを立てるだけでも言えちゃう問題がある。遠藤氏はそこに敏感なんだろうし、その問題意識は私も共感できる。

トランスジェンダーが「女性」を性暴力の危険に曝すという言説は、レイプが国家のプロパガンダとして表象されることと繋がっているのだろうな。例えば第一次世界大戦時、フランスではドイツ軍によるレイプ事件を新聞や雑誌、ポスターなどで大々的に取り上げ、国民の戦意を高揚させた。ここで興味深いのは、ドイツを男性になぞらえ、それの対比としてフランスを女性としてなぞらえる風潮が強まったということ。(「母なる祖国」という言い回しや、フランス共和国の象徴としてのマリアンヌ像のイメージなど)
「性暴力の政治利用」に敏感になれないと、あっさり保守層に取り込まれてしまう……。

大越愛子『懺悔の値うちもない』(小森陽一/高橋哲哉編 ナショナル・ヒストリーを超えて 収録)。痛烈な加藤典洋批判となっている。

"「悪の自覚」から出発する一見誠実な「語り口」は、国家の悪に対して、それを外面から告発せずに、それを自らの内面に引きつけ、結果的に国家の悪を肯定してしまう。(…)矛盾を社会問題とは決してせずに、内面的問題に引き込み、その矛盾がもたらす悪を内的に自覚する者こそが深い立場にあると自己肯定を行う(…)このトリックの最大の問題は、生じた悪の被害者に直面することを回避し、自分たちに都合のよい物語を捏造して、自足するところにある。"(p.137)

みんな欺瞞の中を生きているんだ、汚れているんだと居直り、自分たちが感じている後ろめたさを癒す。そして、苦難の中なお正義を志向する人々を矛盾に向き合っていないと冷笑さえするのである。彼らは悪の自覚だけに留まり、被害者と向き合おうとしない。

De La SoulのThe Magic NumberがMVになってるの今知った。サブスクも解禁するらしいし嬉しいな〜。

youtu.be/pxkOWjZAPLs

唯物論を徹底すれば身体に性別は無いというのは当然のことで、トランス差別のために唯物論を使う人間はきちんと唯物論に向き合ってないか、不誠実なだけなんだと思う。

リヒター展もあってかユベルマンのホロコーストにまつわるテクストが邦訳されて助かるという気持ち。歴史の眼シリーズの4弾は出ないのだろうか……。

上野千鶴子、90年代〜0年代にかけてクィア理論やポスト・コロニアリズムに追いつこうと精力的に活動していた時期があったが、だんだん研究対象が介護保険やケアに移るにつれ、離れていった印象がある。(竹村和子の死も影響にありそう)千田有紀ほど滅茶苦茶なことは言わないとおもうが、NHKの『ゲイやホモ』発言はもうクィアのことはあまり関心ないですよという証明だよなぁ。今やってる「おひとり様」シリーズが大事なことなのは分かるんだけど……。

『ケイコ 目を澄ませて』を観た。耳が聞こえないという生き方に対するリスペクトが感じられる良い映画だった。

年が明けるというのが辛くなってきたフリーター3年目突入です

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