"沖縄においても性暴力は被害者とその家族にとっての「恥」と考えられる傾向にあることから、直接訴えにくい状況にあった。だが、そうした状況を大きく変えたのが、北京女性会議での参加経験、そしてそのさなかの「少女暴行」事件であった。高里(鈴代)は、事件が起きた日のことを「今まで見えなかったことが浮かび上がってきた日」と述べている。「女性への暴力」という言葉は、これらが数ある暴力の一形能だけでなく、女性にとっての人権侵害だということを明確にし、それまで名指すことができなかった問題に名前を与えた。"(新編 日本のフェミニズム9 グローバリゼーション p.21)
元従軍慰安婦の訴えと沖縄の性暴力の訴えの連動性を自分も見落としていた……。