Сытый голодному не товарищ.
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母が生まれたのは第一生命ビルにマッカーサー元帥が君臨する時代の冬の陸別なので、薪ストーブがひとつあるきりの粗末な国鉄官舎で、赤子だった母で猫が暖をとり、猫で母が暖をとっていたという。大変な時代だった。
『危機の時代に読み解く「風の谷のナウシカ」』もなかなか面白い。
漫画『風の谷のナウシカ』をかなり久々に読み返しはじめたが、王としてジルが大事であればあるほど岩のように動じずにいるべきみたいな態度をとる印象深いシーン、これは指導者としては必要不可欠な態度なのだろうけれど、これは家族にまで敷衍すると、相手の抱える問題について、傾聴しない、共感しない、理解しない、結果として軽く扱うという家庭人としては最悪の態度となると思ったりもした。まあ王には家族関係も含めて私などなく、指導者としてのみ振る舞わねばならない責務があるのだろうけれども。
義妹夫婦の買おうとしてる物件、来歴があやしく、抵当権がどうなっているのかあやしく、業者の挙動もあやしかったが、とりあえず調査させたら維持修繕費だけでいくらになるかわからない物理的な瑕疵がたくさん見つかった由。
「知識より思考力」「技術より感受性」「座学より実地の経験」などと称して堅実な努力の積み重ねを忌避し、闇雲にインスピレーションとそれに基づく体当たりとを称揚し、先人の方法論の積み重ねを蔑視する声はとても強いし、教育のカリキュラムや企業の人材育成にも強い負の影響を及ぼしてる発想のような。特に語学に関しては嫌になるほどその悪影響を見てきた。
現代文の偏差値、高校時代には60ぐらいだったのが、予備校の最上位現代文クラスの指導を得て78までいったのは楽しかった。という話をしたら「そんなのは意味のない試験テクニックだろう」みたいなことを言われたこともあるが、文章読解は技術だろうと思った。絵画や音楽、料理やスポーツも既存の方法論を学ばず心のまま感受性とやらのみに頼っても似たような駄作に陥るし、先人の積み重ねを無視していい理由はない。
他者に自分がどう思われてるかは確認する術はないし、もしわかったところで他者の認識を変える術もまたないので、気にしすぎるとろくなことがないような。予備校時代の同寮のやつに、「今、俺のことを変だと思ったろう!」と詰め寄り、妄想を現実に変えて回っていた人物がいたが、気にしすぎると同じように振る舞いだすのではという恐怖がある。
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読書メーターへのリンクに警告がでた。もう控えた方がいいかもしれない。
インターネットのことをインターネットに書くのは、個人的には「輪になって互いの乳を吸う乳牛」に見えるのでいちおう禁忌としてるのだが、インターネット、知り合った初対面の人間を家に上げる、初対面や会って数回目の人間と外国に行に、あまつさえ銃を撃つ、会って数回目の人間と婚姻することになるなど悪の限りを尽くしてきた気しかしない。
それなりに読み書きできて、物事を当たり前の方法で調べることができて、順当な方法論や適正な手続きをなんとか模索できるというのは、場所によっては超人になれる。メーカーのマニュアルや官庁の案内を見ればわかることを、よくわからない人に話を聞いたり、聞かれた人間も古い経験に基づく曖昧な推測を話すしかできず、それで調べた気になって事故に至るという在り方のは、なんらかの名称がついていそう。
先日人との雑談で、相手も東京の有名大を出ているので話題と記憶のフックとして「中央大学法学部」の7文字を出した方がいい場面だとして躊躇を圧殺してひりだしたが、出身高校の学級数の話題になったとき、「(我々の頃の10学級とは違い)妻の頃はわずか7学級だった」というのは躊躇してしまった。年齢差が大きいことは対面で話題にするには抵抗がある。
役務財貨を売ることよりも、カネを払ってもらうことの方がむずかしいのは、たいていの業界で共通することではある。カネがあってもなくても払わない個人や法人はたくさんいるので。
元事務員から聞いた話、公立高校の学費雑費は驚くほど未納者がおり、学校によっては8割に達するという。困窮しているなら減免制度があるが、制度を知らんのか、困窮していなくても単にごねれば踏み倒せるという成功体験を敷衍しているのか。学校の電話番号では出ないので、夜討ち朝駆けで自分の電話でかけたりしても埒があかず、精神を病んだという。
ゆるふわ日常学園アニメとして『ROTC!!』みたいのもよいかもしれない。
軍隊生活をひたすら仮装体験するゲーム、他の部隊からギンバイして必要な物品を調達したり、あるいは逆にあまりすぎたら検査の前に夜な夜な廃棄したり、上や横からの抑圧移譲のターゲットにならないよう突出せず足を引っ張らず振るったり、それでも尚異質な属性について隠し通したり、酒やタバコや賭博で歓心を買ったり、そういうのだろうか。
家には仕事を持ち込まないと決めて、風除室で深呼吸して、Улыбайтесь! と唱えてから家に入るなどしてるが、これはアレか。もしかするとこれが人間性なのか。
木のウロや古井戸だと思って叫ぶと、世界中に知れ渡ることもあるが。人間がうなるほどいる東京でも、どこの馬の骨ともわからない相手に適当なことを言ってたら、相手には共通の知人がいてどこの職場の話かわかるなんてこともざらにあるし。
一定以上の年齢になると渡世の憂さを話す相手は基本いなくなるし、いても話すとよかれとして5秒で思いついた雑なアドバイスをされ、選択や所行を裁く言説にも発展し、しまいには知性に欠け人格に劣るという話にもなりかねず、だいたい喧嘩になるし、そうでなくても虚勢を張り機嫌がよいふりをしないと人間が去っていくので、まあ木のウロや古井戸は必要だ。
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