時間、所持品、振る舞い、感情まで在り方を統制され、場合によっては泣いても笑ってもダメな勤め人に比べると、中小零細経営者はまあ自由に振る舞える。
しかし商売そのものの先を読んで借り入れをして投資や仕入れする判断、法改正や法解釈の変化にどう対応するかしないかの判断、所轄官庁や業界の雲行きを読む判断が難しい。もちろん下手を打つと、個人保証で私有財産までやられるリスク、法的な責任を問われるリスク、朝行くと従業員が誰もいなくなっているリスクなどなどがあり、こうした判断の重みから、勤め人がよく見えることもある。