音楽の話。
私は若い頃からメタルとロックが大好きで、延々爆音で聴いていたのですが、大人になるにつれ徐々に聴く頻度が減っていきました。
それを「歳をとって丸くなったのかな」なんて思っていたのですが。
最近すごく好みなメタルバンドを知って、なぜもっと早く出会えなかったんだ!と後悔しながら数ヶ月間ずっとそのバンドばかり聴いています。
そして今日唐突に気が付いたのですが、どうやら私はずっと重低音に飢えていたようなのです。全然丸くなんてなってなかった。満たされてはじめて心が渇いてたことを自覚しました。
そのバンドが素敵なのはもちろん、こんなに重低音が不足してたんだな、そしてこんなに好きだったんだなって驚きました。いえ、正直、昔大好きだったのは思春期特有の格好つけだと判じていたので。
自分で自分のこと理解できてない、なんてこと、幾つになってもあるものなんですね。

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以下、ここに至った自己分析です。人によってはネガティブに感じるかもしれません。

徐々に聴く頻度が減っていった理由。
爆音で音楽を聴くこと自体が危ないとか、カラオケに入ってないから歌える曲がないとか、好きなアイドルやソシャゲを応援するためそれらのCDを買って聴いてると他の音楽を聴く時間がないとか。複合的なのですが、思い返すと一番大きな理由は多分カラオケなんですよね。
一緒にカラオケ行く相手が決まっていたので、相手の好みじゃない曲は避けたい、そこそこ自分が歌える曲を聴いて覚えたい、ということに重きを置きすぎてしまっていた。
特別好きなのはメタルとロックだけど、それ以外の音楽も普通に聴くので。特にリクエストされた曲は覚えなきゃ「いけない」って思ってた。
「人が知ってる曲をうまく歌いたい」って気持ち自体は良いことだと思うけど、そのための努力の仕方が極端すぎた。

コロナがきっかけのような、そうでもないような。
いつも一緒にカラオケ行ってた相手がカラオケアプリにはまって、一人カラオケしか行かなくなって、「カラオケに入ってる曲か否か」をいちいち気にしなくて良いんだなって思うようになった。それで聴く音楽の幅が広がって、くだんのバンドに出会えたのです。逆に言えば、今まで勝手な制約を課して勝手に自分の可能性を狭めてた。
別に何が悪いとかいう話じゃなく(強いて言うなら不器用な私が悪い)こういう無意識のセーブってめちゃくちゃ勿体ない!から、他にも無自覚に似たようなことしてたら改めたいなと痛感した次第です。

一応少しでも興味を持ったことにはなるべく積極的に触れに行くよう心掛けてはいるのですが。
まだまだ足りてない気がするなあ。

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