ようやっと『なぜガザなのか』に取り掛かり始めました。序論にあるように、ここに書かれているのは10/7前の事なのですが、10/7以降の現在と答え合わせをしているようで結構きつい。
自分で告知文にも書いたけど、本当に「出なければ良かった本」(けれども読まなければいけない)本だと思います。
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自分(たち)を含む国際社会がフルシカトしてきたことにまずは向き合わないと、人道的支援もくそもない。というか人道的支援の罠も知らなければいけない。きついとか言ってる場合ではない。

あとやっぱり、『交差するパレスチナ』は必読です。
諸問題と向き合う時に、または社会科をやる時にインターセクショナリティの重要さを痛感するけど、パレスチナ「の」問題ではないのに「パレスチナ問題」として外部化されてきたことを各著者が各専門分野から照射して交差する1冊。
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『なぜガザなのか』に再び取りかかり中。明日の打合せまでに読了予定だったのに、サクサク読めない。
XのTLに流れてくるような残虐な場面や写真があるわけではないのに読んでいてとても怖くなってくる。数字と引用資料と各方面(イスラエル含む)の関係者の証言を積み上げて繋いで迫ってくる。この毎日の最低が更新されるガザの状況は、ネタニヤフ陣営とシオニスト集団が最終ゴールに向かって着実に進む計画に含まれている。

「人間動物」と名指すことがレイシズムの一環で、虐殺を正当化させる呪文のようなものだと思っていたのだけど(勿論その面もあるだろうけど)、「人間動物」に堕させることも計画の一部だったのだと思う。人間を人間でなくし、土地を痩せさせ、海や地下水を汚染させ、人間どころか動植物までも維持不可能な土地にし、全てを根こぎにして旗を立てて地図を塗り替えようとしている。サラ・ロイ氏は「植民地主義という言葉では形容できない」と言う。本当に、「植民地主義」という言葉では表現しきれない。植民者も被植民者もいない、ただ完全な悪がある。という感じ。

早尾先生が前にレイシズムの先端にシオニズムがあると言っていたけど、それがもう嫌になるほど分かった。とても怖いし、それを知りながら止めもせず、黙認して、中には黙認どころか指示や応援までしている「国家」というものが日本を含めてズラズラいることも本当に怖い。

不穏な言葉を含むので蓋 

狂ってる(使うのが難しい言葉だけど使って間違いないと思う)。というか、これを狂気と思えなんだら狂ってるのはどちらかという話だ。

休憩終了。続きに取りかかります。

あと『ホロコーストからガザへ』から『なぜガザなのか』を読んでいると、日本が沖縄にしてきたことがだいぶ被る。ウェストバンクが北海道とも被る。

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