こっちでもシェア。特に紹介されている2冊目の書評にある「歴史を変えることはできないが、癒やしたり、次世代に教訓を残したりすることはできる。」という言葉。歴史に「癒やし」の視点は新しいかも。
NZの先住民族と植民者(ルーツ)の人たちのワークショップの実践例も書かれているそうなので、色んな人の参考になりそう。
https://twitter.com/muskrat5963/status/1616584863657918464?s=20&t=iZXxUDV7bOm8C3WYcFCi0A
元ツイートの村上佳代氏はカナダのジャーナリスト、タニヤ・タラガさんの著作を2冊翻訳していて、そちらもおすすめです。1冊目はカナダで先住民族の子どもたちが入れられていた寄宿舎で起きた虐待や殺害事件と、その後の子どもたち一人ひとりが辿った短い人生の話。まだ日本であの事件の情報がそこまで入ってきていないときで、自分の知らないカナダが現れた気がしました。
そして、どこにでもある(あった)話なのだという植民地主義が残したものが今も地域や人の根に残っていること。おすすめです!
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3563
そして、タニヤ・タラガ氏の著書を紹介する時に忘れてはならないのは、1冊目『命を落とした七つの羽根 ─カナダ先住民とレイシズム、死、そして「真実」』に向けたケイン樹里安氏の書評。もはや書評を超えています。
合わせてお読みいただければ。本当に、この絶望のあと、希望を一緒に語りたかったし聴きたかったよ。
https://imadr.net/books/208_10/
村上氏のタニヤ・タラガ氏著書の翻訳、2冊目は昨年出たもので、1冊目のカナダから飛び立って、広い視野で国内外に残る植民地主義と残された分断や差別を見つめてこれからを語る力強いもの。どっちも読んでて相当きついのだけど、声もあげられず消えていった人たちの絶望はどんなに勉強したって、本を読んだって自分が理解することは出来ない。きついくらいなんだ、と。
どちらもおすすめです。
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3653