@november1952 「きゅー」の発音が欧米語にないわけではないと思います。英語でQ の発音記号は/kjúː/(キュー)ですし。kyuという表記でキューと読んでもらうのが難しいということではないですかね。Tack-Qとでも表記するしかないのかな…
@november1952
画家の藤田嗣治はFoujitaとサインしていたようですね。これも、フランスでFujitaだと「フュジタ」と発音されるからだと思います。
しかしまあ、どこの国でも外国人の名前を勝手に自分の流儀で平気で読んでしまうというのはあるのでしょうね。BachとかMozartを英米の人はバックとかモザートとか発音すると聞いたことがありますが今でもそうなんでしょうかね。
もちろんわーくにでも同じで、金大中とか昔はキンダイチュウと言ってましたよね。朝鮮人の名前はある時期からキムデジュンと現地に近い発音に変えるようになりましたけど、中国人の名前はなぜかいまだにモウタクトウ、シュウキンペイ、方式の読み方ですよね。
@sarutora
柴田南雄さんがメシアンの「トゥーランガリラ交響曲」という曲名について、「所詮、カナでは正しく書けぬ(から近似的発音表記で済ます)」と書いてましたが、やはりある程度の妥協は「お互いに」仕方ないのかもしれません。
林達夫は、中国人留学生が教室内に多かった時に初日の授業で語ったこと、という文脈ではあるけど、魯迅に「ルーシン」とルビを振ってましたが、韓国・朝鮮人名でほぼ定着されたことが、中国人名でなぜ今も出来ていないのかは、よくわかりません。
@sarutora
なるほど、表記上の工夫でオリジナルの発音に近付けることも、不可能ではないんですね。同じく人名で言えば、私が尊敬する作曲家の「松平頼暁」さんは、自筆譜末尾のサインで必ず、Yori ' aki Matsudairaと、アポストロフィを付けており、たぶんこれも「誤発音」を事前に防止するためなんだろうと想像しています。