初回からそんな話だったのでやっぱきつかった……。殺されたということより、不必要な死をねじ込んで命を粗末に扱う作品なのかっていうのがきつい。
回を追うごとに人殺して話盛り上げる展開が積み重なっていくし、その割に次のシーンではケロッとさせてて、かと思えば思い出したように愁嘆場。話の運びが悪いのか、情緒の上げ下げが散漫でご都合主義に見えて、人の死も都合のいいネタにしてしまってる感じがずっとしてて。
命のはかなさとか諸行無常とか当時はそういう時代でしたみたいなのじゃなくて、現代人のストーリーテリングとしてのご都合主義の軽薄さに見えるので……
これでしばらくこの時代が別の作品で更新もされなければ、道兼は紫式部の母親を殺したやばい奴として認識され続けるんだろうな……