主人公みたいな、パニックとか恐怖とか悲しみをちょけて誤魔化してしまう人ってすごいいるよな……と思った。本当はずっと、目覚めた時から・目覚める前からずっと悲しくて怯えてるのに、馬鹿げた言動を繰り返したり、虚栄心にすがってしまう。主人公のシチュエーションは特殊だけど、そういうあの時代の亡霊は主人公だけではないはず。
そういうあの時代の亡霊を叱ってケアして除霊する映画だと思うので、その役目はあくまで20年間彼女を気にかけていた友人たちのもので、最近の子供たちに背負わされなくてよかったなと思う。
『ビートルジュース』の一作目と二作目を連続して見たときも思ったけど、昔の高校生と今の高校生だと今の方が断然あどけないんだよね(バカというわけではない)。主人公の突飛な言動にもえ?何それ?ってきょとんとして新鮮味を感じて物によっては受容しちゃって、ウワッヤバッッッてドン引きしてるのは主人公の同年代、という作劇は生々しいなと思った。
『シニアイヤー』見たけど、仮に今の“意識高い系”な動きがこの映画で戯画化されてるくらい不恰好だったとして(資本主義に回収されてるという指摘のような部分は確かにと思うけど)、それでも絶対“あの頃はよかった”とか“あの頃に戻りたい”とか“今も昔もどっちもどっち”とか言わせてたまるかよと思った
ふと思い出したんだが、このティムタムのジャンキーな食べ方、昔一度だけやったことがあるけど、めっちゃ美味しかったよ。
冬が終わる前にぜひ。ティムタムはカルディに売ってる。
She/Her 20歳以上 個と個の間の感情を好むオタク🏳️🌈🏳️⚧️💗💜💙