『魔女がいっぱい』、デルのトロとゼメのキスがノリノリで作った魔女が本当に強くて怖くて、だからこそ魔女とのバトルが本当に面白い映画なんだけど、ぼうやが認識していない、セリフで明言されない“魔女以外の恐ろしいもの”もしっかり描かれた映画だったと思う。
保護者を失った子供が生きていく希望も楽しみも持てないこと、貧しい子供が消えても誰も気に留めないこと、人種差別、それらは魔女と同じかそれ以上に恐ろしくて、スカッとするテンションの映画なのにどこか物悲しさがあって見終わった後泣いたらいいのか笑ったらいいのかわからないのは、それらとの戦いが終わっていないからかもしれない