https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488559052
これめっちゃ良かった~。
主人公の元傭兵ヴィヴが、すごく素直に他人の仕事の良さを認められる人で、周りに集まってくる人々がことごとく気難しいけど自分の仕事やセンスを認められると嬉しい人々で、心地よくお話が展開していく。私は小鼠人の天才パン職人シンブルがお気に入り。
どこかで「トントン拍子すぎ」というレビューも見たけど、実はそれが、ヴィヴが開店時に持ち込んだ幸運アイテムと関わっていて、どこからが実力でどこからがアイテムのおかげなのか、それを失ったらみんな離れていくのかも、というが大きな葛藤になっていてよかった。
読んだ後コーヒーとシナモンロールが食べたくなったし、好きな個人経営のお店をもっと大事にしたくなった。