悪魔バスター★スター・バタフライ、色々好きな点はたくさんあるんだけど、ルード様というキャラクターのこと考えると胸がぎゅっとなる。初期はロケット団みたいな小競り合いを繰り返すおまぬけなヴィランみたいな感じなんだけど、中盤以降は完全にアダルトチルドレンとして描かれてて……。
魔法の師匠を拐ってきて褒めを要求したり、「どうせワイはあかんたれや、スター・バタフライみたいなピカピカほっぺのかわいい子とちゃう」って嘆いたりとか、本当にしんどい。
悩みから解き放たれたかのように見えるけれど実はそうではない、何かに未だとらわれている、という展開を何度か繰り返して最後もそんな感じに終わるのは彼の問題の根深さを感じる。
簡単に救いにはたどり着けないけど、でも彼が最後孤独ではないのは本当にいいな、と思う。