"9月に公開予定の映画『福田村事件』は、関東大震災で実際に起こった虐殺事件を描いた作品。香川県から来た15人の行商団が朝鮮人と間違われ、9人が村の自警団に殺された。森氏は、被害者の視点だけでなく、なぜ村人が他者を虐殺するまでに至ったのかを問うため、加害者側の視点に重点を置いた作品でもあると紹介した。
講演後、どうすれば「集団化」を回避できるのかという問いに森氏は、集団の中にあっても「私たち」ではなく、「私」という一人称単数で語ることの重要性に触れ、「主語が変われば述語が変わる。集団の中にいてもいいが、それでも自分の主語は一人称単数であることを意識してほしい」と答えた。"
映画『福田村事件』の森達也監督が講演 「集団化」に抗い一人称単数で語る重要性 2023年8月3日 - キリスト新聞社ホームページ http://www.kirishin.com/2023/08/03/61607/