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昔の映画や音楽で,今あらためて見たり聞いたりしてみると,なんでこんなものを喜んで見たり聞いたりしていたのかと落胆してしまうものも,少なくない.日本のテレビ番組の主題歌で特にこれが顕著.Bartók が大人になってから子どものころ夢中になっていた音楽が実は価値のないものばかりだったということが分って,大変がっかりした,ということが伝記に書いてあったが,なんかそういう感じか.

日本で「白銀はまねくよ」という映画の主題歌の音楽がはやって,ダークダックスが日本語で歌ったのもヒットしたんだったと思うだけれど,原作の1959年の映画についていたものを今聞いてみると,Denn gute Leune ist mehr wert als Geld とかなんとか,なんか,どうしようもなくお気楽な歌詞がついていて,すごく幻滅してしまった.まあこれは音楽でなくて,しかもその当時にはまだ聞いても分らなかった言葉の歌詞なので,だまされていた,というものでもないのだが.

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