「アステロイド・シティ」のネタバレ感想
前作「フレンチ・ディスパッチ」より分からなくならずに観れた。舞台劇自体とその裏側、主にふたつの場面しかなかったからかな。
登場人物たちが軍への抗議として、クレーターの中で思い思いの行動をとる大団円や、気まずそうな視線をくばりながら古典的宇宙船から降りてくる宇宙人、ママの遺灰を入れたタッパーをモーテルの敷地内に埋めるときかない三姉妹、ラストの鳥ダンスなんかがお気に入りになりました。ずっと微笑しながら見ていた気がする。たくさんの人間がわあわあする映画、好きなんだ。
「フレンチ・ディスパッチ」は寝ちゃったって言ってた人が多かった気がするんだけど、それへの返答なのか、エンドロールの最後に「Wake up」って囁かれるのもよい。