第2回妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会にて日本産婦人科医会が提出した資料「「正常分娩」の保険化に対する日本産婦人科医会の考え方」に「産科施設の工夫は「フランス料理」、「お祝い膳」、「エステ」のみではなく、健康な病気でない産婦にふさわしい病室環境を提供している」とある。保険適用がなされた場合の診療報酬ではこのようなアメニティを提供することは不可能である、よって保険適用には反対であるとの意見。しかしですね、かつて日本医師会の「日医NEWS」に投稿された長谷川功さんに言わせれば「医院の豪奢な建物と,ディナー,エステ等は,妊婦から分娩の怖さを覆い隠しているかも知れない.分娩が本来危険なものであり,産婦人科医の努力などでここまで安全になった事実が国民に理解されない限り,産科の医療訴訟は増え続ける」との意見を述べている。そして「分娩の怖さの本質は,普通と思われた分娩が突然豹変し,大出血や胎児の状態悪化が起こるところにある」と。もっともな意見で、そのことを勘案したら産科分娩施設の集約化は絶対に必要だ。当時の「日医NEWS」へのリンクを張っておく。
web.archive.org/web/2010121811

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