精神障害の障害認定基準がかなり幅をもって解釈されうるものになっていることを考えると、障害の程度を適切に認定してもらうためには解釈できる範囲で重めに診断書を書くのは制度の利用者の自己防衛と言えるもので、明確な数値基準がある身体障害とは認定の手順が違うって話なんだな。年収800万だろうと年収2000万だろうと車いすをつかわなければならないくらいの下肢の障害があればとにかく年金1級というある意味わかりやすい基準になっている障害とは話が違うのです。ということ。「年金をもらうためには申請書を重めに書こう」と言うのが一概に責められないのはこのため。年金を出さないために基準を厳しく解釈するってことができてしまう精神障害の認定の特性。

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