わたしの頭の中にはこの図がある。かつてなら参加制約をもたらさなかったような水準の心身機能・身体構造の制約が、今は環境要因ゆえに参加制約をもたらしているのではないかと。
ほんとうに、ほんとうに、心身機能・身体構造に参加制約のすべての原因を帰せしめていいのだろうか。疑問だ。
DSM-Ⅳが出てから、自閉症圏の障害(disorder)と診断されるひとの数が激増した事実がある。そんなに短期間で脳の構造が変わるんかいなと突っ込みを入れたくなる。一回は環境因子の影響を疑ったほうがいい。
教室でどんな支援が必要かは、精神医学的診断に基づくべき「ではない」。医学的診断ではなく、国際生活機能分類に沿って記述したほうがよい。そうすると、参加の阻害要因となっている環境因子が見えてくるだろう。
…って、わたしも安易にストラテラ飲んでるからそんな偉そうなこと言えないんですけどね。