松本から帰ってきた直後、東京湾フェリーで金谷から久里浜に渡った。久里浜からは横須賀線と湘南新宿ラインを乗り継いで浦和まで。すでに日が暮れたあとだったが、新宿を通過した。率直に言って、東京の街が「怖い」と感じた。こんなにいろいろなものがすき間なく密集していて、何かがあったらすぐに壊れてしまいそうなもろさを感じた。ずいぶん前からうっすらと東京の街の怖さを感じてはいたけど、松本から帰ってきた直後に新宿を通過したあのとき、東京の怖さをはっきりと感じた。たぶん、わたしは東京には住むことはないだろう。写真は松本市の見晴橋付近から撮影した薄川。東京だと、こんなに広い緑地に行くのも大変だ。行ってもひとでいっぱい。その「密」さが怖い。