米津のPV、一回しか見てないのでうろ覚えだけど、あのピースが歴史を含めた「沖縄問題」を脇に置いて観光しかしない日本人の他人事感がよく現れている。こんなよくわからない消費をするだけで「寄り添い」や「理解」のように扱われるのは、この国のマジョリティがあまりにも琉球・沖縄を無視してきたからで、それよりマシのような幻想を(また)抱かされただけ。

日本人は基地問題や沖縄戦を時折チラリと考えてますアピールをするだけでそこから先の行動は一切ない。理解がゴールと思ってるのか。だとするとそれは間違いだし、そもそも理解していないと思われる。

悲しいかな日頃無視されてばかりのウチナーンチュはそれにさえもすがり「感謝」する。土地の支配よりも恐ろしいのは精神面を支配されること。観光地の住民は自ら観光客へと奉仕するようになっていく。
植民地の住民は自ら支配者の奴隷となる。「優しい」の称号を求め同胞を殴り日本人を庇う。

もう鎖なんてなくても日本人に逆らうことなどしないのだ。

「素朴で純情」な人たちよ
黄金の花はいつか散る

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ウチナーンチュが日本人の望む「優しい」ウチナーンチュを演じる様は、「男性」たちの望む「女性」像を無意識に振る舞ってしまう「女性」たちと少しにている。

その縛りから解放されたフェミニストたちが煙たがられる様子を見ていると、琉球・沖縄の決定権回復運動をしている者が疎まれる状況と重なる。

「女性」の権利回復を訴える者たちを「フェミニスト」と揶揄する行為は、琉球・沖縄の自己決定権を訴える者たちを「ナショナリスト」と揶揄することと同じである。

フェミニズムにどれだけ理解があろうと、日本と琉球・沖縄の支配関係をないこととしてしまう者も多い。鞭で打たれるような支配ではなくなり洗練された差別と支配の中では、当事者でさえ自覚できないのも無理はない。

しかし差別や支配・被支配関係は、ただ時間が経てば消えてなくなるものではなく、解決しないまま時間が経つことによって問題はより深刻になってゆく。

だからこそ、煙たがられようと忌み嫌われようと何度も同じ話を繰り返す。「優しい」などと褒められるためにわきまえたマイノリティとなり、マジョリティに媚びるようなエゴイストにはなりたくない。

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