沖縄大学で東京大学学生や全国記者と「沖縄・琉球弧の声を届ける会」の意見交換会が行われた。
学生から「意地悪かもしれないが、『沖縄で自分たちのことは決めたい』ことと、『もっと本土にも関心を持って欲しい』ことのどちらに軸足があるのか」という質問があったと記事にあり、東大生ですらこんな発言をするのだなーと苦笑い。これじゃ沖縄側がどんなに叫んでも何も聞き取れない。「知る」「学ぶ」のスタートラインにも立てていない状態で意見交換会の場に参加するというのはある意味知る側として敬意に欠けていると思わざるを得ない。
まず第一に沖縄人の自己決定権を奪っていて、そのうえ「関心を持ってください」と沖縄人に言わせている加害当事者としての自覚が足りないからこのような質問が出てくる。
軸足がどちらにあるかを沖縄側に問うのではなく、日本の問題に日本人としてどう主体的に行動していくか。問われているのは常に日本人です。
ちなみにこの質問をわざわざ取り上げ記事を書いたのは最近移住してきた南彰氏。やっぱりねって感じ。