中国と琉球の間で重要な働きを見せてくれる「日本国籍を持つ琉球人」をアイデンティティとする泉川友樹氏の素晴らしい記事。
文中にはイタリア人宣教師マテオ・リッチが「中国札記」の中で、日本人と琉球人を明確に分けて表記していたとある。
琉球で生まれた先祖たちは当然琉球人であり、沖縄とされた後に生まれた私達は沖縄人と名乗る事が多い。
この理論からわかるように、本来なら「沖縄人」も「琉球人」も同じ意味なのだ。
「民族」のネガティヴキャンペーンに余念がない日本政府に騙されないよう正しい知識を得てアイデンティティを取り戻す。
「沖縄問題」の解決はアイデンティティの覚醒にかかっている。
〈引用〉国が滅ぼされ、国籍と民族が一致しなくなっても、それがすぐさま民族の滅亡を意味するわけではない。これからも民族の存在すらも否定する動きには徹底的にあらがいつつ、琉球人であることを出発点として故郷やアジア、世界のことを考えていきたい。