「若者が求める働く場が県内に少なく、大学進学などで県外に出た若者の「還流」が進まない要因の一つになっている。」

とありますが、私の身近なところでも、50代から60代の既婚女性が、長年の結婚先の扱いに耐えきれなくなり、離婚して県外に行った、という例が、ここ数年で何件か聞いています。

新卒就職の段階で、希望する職種がないのではなく、長期的な展望が存在しない、わかりやすくいえば、ロールモデルとなる女性が福島県内には存在しないことが、流出の大きな原因だと思います。

女性は歳を重ねても仕事を認めてもらえないどころか、あれだけ勤勉に働いていた人が。いよいよ見切りをつけて逃げ出さなくてはならないような待遇になるのか、と思うと、福島県内で就職という選択肢は回避することになります。

私も、ロールモデルとなる女性は福島県内には存在しませんし、同世代の相談できる女性も非常に少ないです。

若年女性の就職先の問題だけにしたいようですが、そうではなく、歳を重ねたら行き場がなくなることが見えているから戻ってこない、ということだと考えるべきだと思います。女性全般の地位の底上げを図らなければ解決はしないと思います。

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しばらく福島県の男女の人口統計データを眺めていたので、ほかにも気づいている点がいくつもあるのですが、それは論文に書いて出します。

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