最終的に、財源が乏しくなり、復興事業も中途半端なままになった時に、自分たちが現実の課題に主体的に対応するつもりも能力もない県にできるのは、中間貯蔵施設や避難区域といった被災地を「材料」にして、国に予算を要求することだけです。
しかし、財源がないのは国も同じですし、世代が入れ替わって淡白になった国が、これまでのように福島に厚遇を行うことはなく、そこで起きるのは、原発事故後の政策課題を挟んだ、国と県の予算の引っ張り合いです。
これがおそらく今後の福島をめぐっておきる、「福島復興の沖縄基地問題化」だと思います。
ただ、この道を選んだのは福島県庁と県政なので、ご自身の選択です、としかコメントのしようがないです。
@uprime 県庁と政府の関係という意味あいで書いています。毎年毎年、沖縄県が振興予算について国と折衝するのに労力をかけるのと同じ状況に福島県庁もなるだろう、ということでした。
「基地問題」とパラレル語るなら、国に対する自治体への批判の文脈が薄くならざる得ないでしょうね。
@uprime これには、かつて福島県政の人間が、原発事故後、国に反対せずにうまく協力することによって予算を引っ張ってくるのが福島のやり方だ、「福島は沖縄のようにならない」と息巻いていた、という経緯があります。
天に向かって吐いた唾が返ってきているのではないですか、という福島県政方面に向けての嫌味ぶくみの内容なのでした。
@ryoko_ando
そこで描写された福島県政の方の振る舞いに自分は、沖縄県内の自民党議員の人々を具体的に連想します。
@uprime ああ、なるほど。共通するかもしれませんね。故郷のため、と言いながら、実質は自分たちに利益誘導するために動いているだけなのですよね。
@ryoko_ando
「沖縄基地問題」とはどういう意味でしょうか?
ちなみに、前提として沖縄の基地にへの経済依存度は低く、むしろ足かせと言っても良いと思います。