相馬野馬追の女性の参加を認める件、「専門委員会」と「騎馬会」で意見が違っているように書かれていますね。「専門委員会」は誰で構成されているのでしょうか。
見直しを行わなければ、双葉郡は移住者も増えていますので、今後、移住者の野馬追参加も増えると思いますが、男性の移住者が華やかに参加が認められ、一方、女性は地元含めて参加を認められない、ということになると思います。女性への差別的構造が、以前よりも明確に見えることになります。
今は、「復興のシンボル」として風当たりは優しいですが、女性への差別的待遇が明確になると、風向きが変わってきた時に、潮を引くように人が離れていくことになるのではと思います。
見直すなら今のうちだと思います。
「女性の出場は戦後初開催の1947年に解禁され、53年に成人女性が初出場した。84年には「化粧をしない」のほか「未成年の未婚者」との条件が「騎馬会決定事項」で明文化された。だが、今年4月の執行委員会総会で条件の緩和を求める意見が出て、関係団体が検討に入った。」
相馬野馬追の女性出場条件 「未婚の20歳未満」見直し求める声
https://mainichi.jp/articles/20241214/k00/00m/040/192000c
専門委員会の構成員が誰なのか、と尋ねたのは、野馬追の中心になっている地域のひとつ、南相馬市の人口比率を知らないのだろうか、と思ったからです。
原発事故後、急速に高齢者人口比率が増え、労働世代の減少とともに、現在でも男女比率がいびつな状態が続いています。
人口統計グラフを見ていれば、このまま放っておいたら、高齢者しか存在しない地域になるのでは、ましてや若年女性は絶滅危惧種になるのでは、という人口構成比であるのに、現実が見えていないのだろうか、と思ったからです。