毎日新聞は、無料で共有機能がないのですが、あればそうしたかった前後編のこの記事でした。
ニュース検索アルゴリズムで、不同意性交罪で摘発の記事がピックアップされてくるため、目にするのですが、前年比倍増というだけあって、すごい数で検挙されています。
身近になって、被害を訴えやすくなったと言うこともあるようで、まわりの大人も気づくとすぐに警察に通報するパターンが増えていることも大きいと思いますが、これだけ、中学生を含めた未成年が性犯罪に巻き込まれる日本社会の背景が、双方の観点からうまく描かれていると思います。
100人以上の少女を買春した理由 元「裏アカ男子」のゆがんだ正義感
https://mainichi.jp/articles/20241214/k00/00m/040/084000c
少女に懐かれると劣等感が消えた 買春繰り返す性依存症、家族も黙認
https://mainichi.jp/articles/20241214/k00/00m/040/092000c
日本の成人男性のなかに、成人女性に対する忌避感と、年少の女性に対して性的関心を持つ傾向が高いことは以前から気になっていたのですが、成長の段階で、自分に自信が持つことができず、成人女性に引け目を持ち、年少女性に性的関心を抱くようになっている男性が多いのだろう、と思います。
そうなる理由の背景には、母親偏重の子育てがあるのだろうと思います。
母親は母親で、「きちんと子育てしなくてはならない」というプレッシャーから、子供への過干渉へ走り、一方、子供は自尊心を育てることができない。
結果、自尊心のなさと過干渉の母親への苦手意識から、成人女性への忌避感を抱くようになり、年少女性へ性的関心を抱くようになる、というパターンがあるように思います。
売る方の年少女性は、子供の頃からの虐待であったり、親が売りをさせているなど、社会の矛盾が集約した形であらわれていて、摘発したところで問題は解決しない、というのもそうだろうと思います。
とても考えさせられる記事でした。