兵庫県知事選の様子を見ていても、情報の共有のできなさは、世界観の共有さえ難しくし、議論の基盤となる共通言語さえもてなくなるため、議論を基盤とする民主主義の成立は不可能になっていくのだろうと思います。
マスメディアの没落とインターネットの普及がもたらしたのは民主主義の破壊、ということになるのだろうと思います。
どういう展開になるのかはわかりませんが、社会的な注目を集める県知事選レベルであったならば、日本でもアメリカの状況が再現しうる状態になってきたのだろうと思います。
救いなのは、日本は総理大臣が直接選挙ではないということでしょうか。
石丸現象のときは、勝手連ボランティアの動きだったといわれていますが、YouTubeなどの動画などに大量の予算を投下して、集中的に関連コンテンツを作ることでも再現は可能で、それによってかなりの人数が動員されることを証明してしまったので、今後は模倣する人が大量に出てくるでしょうし、これだけ社会への不安と不満がたまり、孤立化した状態なら、釣り堀の入れ食い状態のようなものなので、動員は難しくないだろうと思います。
反ワクチン運動も現象としては、まったく同じで、パンデミックがひと段落して収束するどころか、ずっと勢いを増しているように見えますし、従来のマスメディア報道を情報源としている層とそうでない層とで、おそろしい断絶ができており、それは今後も広がることさえあれ、狭まることはないと思います。
こういう全体的な趨勢を考えたとき、目先の利益に目を奪われて、オンラインにも対応できる体力があったかもしれないNHKを弱体化させ、オンライン配信の機能を弱めたのは、愚の骨頂、愚かさ極まれり、というところだと思います。
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