根本匠さんの後任も長男だということで、福島四区の公認に名乗りをあげている坂本竜太郎さんも国会議員だった父親の後継ですし、世襲ばかりですね。(しかも男性)

もう自民党公認の要件として、「世襲であること」を条件にして、特権階級世襲議員党とでも名前を変更したらいいのではないでしょうか。

高市さんは、少なくとも世襲ではないわけで、世襲だらけの特権階級の苦労知らずの男性陣ばかりのなかで、孤軍奮闘がんばる女性、というイメージから応援したくなる人がいるのは、理解できます。

「出席者からは、根本氏の長男で弁護士の拓氏(38)を公認候補として推す意見が出たという。拓氏は現在、根本氏の秘書も務める。」

自公政権の初代復興相、根本匠衆院議員が引退へ 「定年」の73歳に
asahi.com/articles/ASS9X42PJS9

世襲議員の増加は、ネポティズム(縁故主義)横行の背景にまちがいなくあると思っています。

福島復興で、なぜこうも縁故主義が県庁発で横行することになったのか、と考えれば、もともとそれに対する抵抗がなかったところに、巨額の予算が流れ込んできたということが大きいと思います。

伝承館であれ、なんであれ、新たなポストや予算が配分されるところは、あっという間に縁故主義の利益配分の舞台になってしまい、まじめな復興はメインストリームから外されていくというメカニズムが強力に働いていると感じています。

フォロー

古代ギリシアの民主主義の衰退に、ネポティズムとデマゴーグの横行があったと思うのですが、まさに現在の日本の状況ではないかと感じています。

ネポティズムとデマゴーグの横行は並行的に発生するものなのだろうと思います。結局、ネポティズムが主流化してがっちり既得権益を握ってしまうと、非既得権益層はデマゴーグに訴えるしかとりうる対抗手段がなくなる、あるいは、それへの不満が「デマ」という形で噴出するという力学が働いているのではないかと思います。

世襲制を推進している自民党をはじめとする政治風潮は、現在のデマ隆盛に対する責任がある、と私は思っています。

身内の方も議員になりたいのなら、少なくとも、後援会は一代限りとし、後継者への資産相続の禁止と、選挙区の移動を行うべきだと思います。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。