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原子力学会の廃炉シナリオを検討した宮野さんは、現行の廃炉の時間軸は無理という話をずっとされているわけですが、現在の30年という案は、とりあえず目標を置いておかないと作業が進まない、程度のものに過ぎないのに、30年で終わらせるという目標として一人歩きしてしまった経緯は、除染目標の0.23と似ているところがあるとは思います。

下記インタビューでは、デブリ本体の本格取り出しに着手できるのが2050年頃ではないかとも書かれていて、そのあたりが妥当なところであるような気がします。

取り出し工法は決まっておらず、考えられる案は、いずれにしても難易度が極めて高く、その上取り出したとしても、安全に保管できる場所が確保されていなければならない、という高いハードルがいくつもあります。

福島原発の廃炉「2051年完了」は無理。宮野廣・原子力学会廃炉委委員長が現実的な展望の必要性を指摘
finance.yahoo.co.jp/news/detai

自民党総裁戦をみていてもわかるように、政治家は、人気取りのために、できるできない関係なく、いいことばかり言って見せて、現場に丸投げ押し付けするだけなので、なにを言ってもアテにならない、と認識しています。

30年廃炉完了がなかば地元との約束化してしまっていますが、それも誰ひとり責任をとるつもりのない政治家たちの軽約束が諸悪の根源ではないでしょうか。

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