南海トラフの臨時情報についての否定的な指摘です。24時間無料で読めるようにしました。

自民党総裁戦の議論で、石破さんが「予知をもっと充実させて」と言っていて、専門家委員会で「予知は困難」とまとめられたことがもう忘れられて、また地震予知偏重地震学の再来になるのか、とここでも昭和逆戻りになるのか、と驚きました。

「2013年には内閣府の専門家委員会が、地震予知は困難だという報告書をまとめました。東海地震の予知を前提に警戒宣言を出して社会・経済活動を止める体制がなくなり、日本の地震学を縛っていた予知への期待から解放されたと思いました。しかし臨時情報の仕組みができ、似たことが形を変えて続くことになりました。再び地震学の実力が過大評価され、過度な期待を抱かせることにつながりかねません」

南海トラフ臨時情報は必要か 地殻変動学者が指摘する最大の問題点は
digital.asahi.com/articles/ASS

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地震学関係の方の反応が鈍い、とありますが、「臨時情報」は、地震の予知が可能であるとのミスリーディングに政治家と国民を再び向かわせようとしており、それは、地震が起きた際に、予知が不可能であった地震学へ、国民からのすべての非難が向けられる前哨である、ということは自覚しておかれるべきではないでしょうか。

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