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処理水放出、日中双方の外務省と外交部の公式声明が出ていました。

双方の共通するタームと、異なるタームを比較してみると、だいたい方向性は見えてくると思いますが、今回の場合、重要なのは項目4で双方ともに「中国側は、中国の関連法令及びWTOルールに基づき、日本産水産物に対して緊急的・予防的な一時停止措置を講じた」とあります。

要するに、中国の輸入停止措置そのものは中国側の非を問わないが、「緊急的・予防的な一時停止措置」であると明言してあります。
中国側の声明には「独立したサンプリングを実施し、結果を確認した上で、関連調整を進める」と、書かれており、「結果を確認した上」であれば一時停止措置を解除するという伏線はもう張られているので、あとは、そのタイミングがいつか、ということだけだと思います。

日本側は「輸入禁止の即時撤廃」、中国側は「核汚染水」と「中国の関連法令とWTOルールに基づき」はそれぞれ譲れない線だったのだと思いますが、大筋きれいに一致しているので、合意はうまくいったのだと思います。

日中間の共有された認識
mofa.go.jp/mofaj/press/release

2024年9月20日外交部发言人毛宁主持例行记者会
fmprc.gov.cn/fyrbt_673021/2024

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