福島復興シーンも期間が長いので、ここ数年で福島にきたニューカマーの人たちは、地元のなかに有名人来訪に対して冷ややかな人が多いことに驚くかもしれませんが、過去13年間に、ありとあらゆる著名人が被災地にきているので、誰がきても「またか」以上の感情を持たない人は、相当数いるんです。
先の天皇陛下だって、何回福島を来訪しているか。
イギリスのウィリアム王子(でしたっけ)もきているし、安倍さんのサインなんて、ありとあらゆるところに飾ってあります。
芸能人でもそうですし、もうなんでもござれ、の世界なので、著名人が来たところで、一瞬華やぐ以上のことは起きないし、ロジなどで動員させられる地元は疲弊するだけ、というのも学習済みなんです。
先の天皇皇后陛下は、人間ができすぎていたので、極力被災地に負担をかけないようにと宮内庁からお達しが来ていたそうですが、天皇皇后陛下と会えて調子に乗ってしまった地元の既得権益高齢男性陣が多いことを考えると、少々迷惑なくらいでちょうどよかったのかも、と思います。(ありがた迷惑だからもうこなくていい、と自然に思える、という意味で。)