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国会で以下のようなことがあったとのことで、これが今年の3月末だというのですから、やはり状況認識のできていない人たちが国政を仕切っているとこうなる、と痛感します。

氷河期問題は、たんに救済しなくてはならないという話だけでなく、日本にイノベーションが起きずに、旧態依然とした経済・社会状況のままとなったおおきな背景原因でもあるのに、そのことさえいまだに認識できていないんだ、といよいよダメな人たちが国会では幅を利かせているんだということを実感します。

「きっかけは3月末の参院本会議。国民民主党の伊藤孝恵氏(48)が「私が就職活動で100社もの会社に落ちた1997年」と切り出すと、議場に笑いとやじが広がった。」」

「就職氷河期」を笑うな 支援と改革へ危機感はあるか
nikkei.com/article/DGXZQOUA291

ソドムとゴモラではないですが、全体が急速に傾いていっているにもかかわらず、国の支配者たちは日々宴会をくりかえして、国が滅びる話は、昔話でよくでてきますが、それを目の前で見ているようです。

日本語では、「バカ殿」「初代が創り、二代目で傾き、三代目が潰す」などもありますが、まさに、潰す3代目のフェイズなのでしょう。

しかし、就職氷河期世代の私からすると、あの就職のできなさ状況は、到底笑い事ではなかったですし、そのことがその後、現在、今後引き起こしている(いく)ことを考えれば、なおさら笑えるどころの話ではないのですが、国会はもはや、「愚か者の群れ」なんでしょうね、きっと。信じられない。

社会を変化させていく力はなにかを見ていると、経済事情や社会事情はあるにせよ、一定程度落ち着いた社会状況にある国では、若い世代の変化を求めるエネルギーという要素は非常に大きいと思います。

日本の場合は、もともと保守的な文化土壌であることに加えて、時代に対応できていない高齢者がそのことを理解できないままに、変化の芽を潰してきていることもとてもおおきな要素だと感じます。
そういう年寄りがいつまでも幅を利かせられるのは、変革を担うはずだったいちばんのマスボリュームの氷河期世代が、力を持てなかったことが最大の理由だと思います。

日本と世界の差がさらに開いていっていることは、海外と日頃交流している人はみな気づいているでしょうし、おおきな泥舟のVIPルームでいまだに我が世の春を疑いもせず、宴会に明け暮れているおじいさんたちグループを見ている気分です。

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