本日はエバラス特別上映を観てきました。生で観ても素晴らしいアイスショーは映画館で観ても素晴らしい。現地で観た時と違う意図が伝わるプログラムが結構あって、それもまた楽しかった。
エデンの東、死の舞踏、海賊、ニーノロータ盤ロミジュリ、眠れる森の美女、ドンキホーテ、ウエストサイドストーリー、ゴッドファーザー、Art on Ice、ボレロ……スケートの名プログラムが真央プロデュースによって展開される度、そのプログラムが代名詞になっているスケーターの姿が頭をよぎりました。その時間がフィギュアスケートファンとして本当に楽しい。いろいろなアイスショーがあるけれど、そのなかでも最高傑作ではないかと思います。
映画のエンドロールで、スケーター一人ずつ名前と写真が流れるのだけど、もれなく全員がその人が主役として一番輝いている瞬間が選ばれていて素晴らしかった。写真のチョイスも素晴らしいけど、メンバー全員にそれぞれが主役になるプログラムがあるのが素晴らしい。主役を全うするのも任せる真央さんも。エバラスのテーマは「スケートへの愛も含めたさまざまな愛」だったと思うけど、これも一つのスケートへの愛情のかたちだと思う。